くるみ温泉&キャンプ › 2014年01月30日

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2014年01月30日

岩魚の採卵


準備も整っていざ採卵です。
だいぶ遅くなってしまいまたけど。。前回の続きです。

すぐに卵が出てきそうな岩魚に目星をつけて、麻酔液に入れて眠らせます。
お腹を触ると、木綿豆腐みたいにプヨプヨなので、案外分かります。

熟した雌は、写真のように掴んだだけでポロポロと卵ができます。

ただ、この採卵の始まりの見極めが中々難しい。。
今年は昨年より10日ほど早く、すべての雌のお腹をチェックしましたが、
それでも既に出卵していた雌が20尾ほどいました。

採卵作業で注意するのは、壊卵。

時間的、経験的に余裕がなかった最初の頃は、
採卵時期の見極め自体も甘かったので、出ないものを無理やり出そうとして、
お腹の中で卵をつぶしてしまう事がありました。

そうなると、卵管で詰まってしまって、採卵できないばかりか
岩魚自体がダメになってしまい、卵液が受精を阻害する事もあります。

そういう時はあまりゴシゴシしごかず、次回に回すが大事だと分かりました。
わかるようになったのはここ1-2年ですけど。。

余談ですが、以前、下呂市の河川研究所で、
お腹に注射針で空気を入れる採卵する方法を見たことがありました。
空気の圧力で自然分娩のように、見事に卵が出てきたのを覚えています。

魚を痛めない(注射刺すけどね)ので数が増えれば検討ですな。

採卵後は、皮が弛んでちょっと憐れですが、10分もすると元気に泳ぎ始めます。

お疲れさん!
次回は採精と受精です。  
タグ :岩魚の採卵

Posted by くるみ温泉&キャンプ at 19:12Comments(0)受精卵からイワナを育てよう