くるみ温泉&キャンプ › 秋神川
スポンサーリンク
この広告は一定期間(1ヶ月以上)更新のないブログに表示されます。
ブログ記事の情報が古い場合がありますのでご注意下さい。
(ブログオーナーが新しい記事を投稿すると非表示になります。)
ブログ記事の情報が古い場合がありますのでご注意下さい。
(ブログオーナーが新しい記事を投稿すると非表示になります。)
2021年02月14日
今日の秋神川【3月下旬の温かさ】

晴れ 気温5℃(10時)
ダウンジャケットでは汗をかいてしまう温かさになった秋神
見渡す小山の斜面は雪の底が見えて枯草が見えています
今は2月中旬
これからいよいよ冬の真ん中から抜けてくる季節だというのに
花でも咲いてしまいそうな温い空気です
キャンプの方にとっては、このくらいがちょうどいい!という方もいれば
もっと雪がほしいという方もいて
雪上キャンプの雪の状態はなかなか難しい
去年ほどの小雪ではないにせよ
このままの調子だとかなりの暖冬
それは楽だし、目の前の生活では有難いこと
しかし雪国はどこもそうであるのですが
冬に雪が積もってこその春夏秋冬
春らしい春を迎えることができるのです
これ以上雪の地面が解けてしまうと
せっかくの雪の下で休んでいる芝生にも悪いので
春まではもう少し雪の世界でいてほしいもの
昨年も同じようなことを書いた記憶がありますが
記録的な変異があれば、その揺り戻しが
どこかでくるというのが自然の摂理
昨年は7月豪雨のこともあり、
「小雪」ということだけでそのことを想い起こしてしまいます
どうやら明後日あたりから寒気が押し寄せてくる予報
また、もとの水墨画のような銀世界に戻っていきます
雪が積もれば、仕事も増えて面倒なものですが
朝にすっかり積もっていると
あー雪だ 雪だ あー雪かきやーと愚痴をこぼしながらも
ちょっと嬉しかったりもします
いい春にはその方がいいと・・・
心のどこかで分かっているのかもしれません


2021年01月26日
今日の秋神川

晴れ 気温-5℃(9時)
2日ぶりに氷点下の朝となった秋神
ほとんど二日間続いた冬の雨のあとの昨日は
摂氏7℃まで上がり3月末解禁ごろの温かさとなりました
昨年は7月豪雨以降、台風もほとんど訪れず
秋の降水量としてはかなり少なかったまま冬になりましたから
山の水というと、沢水はだいぶ細くなっていましたから
そういう意味では一雨は良かったように思います
キャンプ場内は解けた雪の上を轍や足跡で凸凹状態。。
轍からちょっと踏み外すとパリパリ氷が砕けて
おせんべいのような音がします
そのまま川原にいくと、解け沈んだ雪が川石の凹凸を平にして
こちらは踏み落ちないほど固く乾いた食パンのようになって歩きやすい



まだ日差しが届かない川原はみな凍っていて
とろり流れる黒い川面以外は時間が止まったようにじってしています
川原を歩いていると、にわかに陽が回ってきました
その瞬間に雪が白く反射してあたりがふわっと明るくなり
そのコントラストが空を青くみせて今日が晴れそうだとわかります
今年も早1月下旬
寒さの底でありながら、陽も長くなり
結局のところやっとかまくら作りが間に合ったくらいの積雪
まだ降るのでしょうが今はまだ雪は少ないようです
秋神川にはカワガラスが元気に水面上を這うように飛んでいます
今年はうちの倉庫上に巣を作ってくれるといいけど・・・


2020年12月27日
キャンプだより【雪中キャンプ篇】

晴れ 気温-3℃(9時)
久しぶりに朝から青空が広がる秋神
先日の全国的な寒波で秋神は40センチほど積雪がありました。
今は屋根雪で10センチほどに縮んでいます。
最近は少雪の年が多く、クリスマスに真っ白になるのは数年ぶりの気がします。
上の写真は稲沢からお越しの長谷川さん
初めての雪中キャンプ
楽しくできたみたいで良かったです。
ふっくらお好み焼きが美味しそーです
お二人ともお話しましたが
雪中キャンプの防寒で忘れがちなのが「靴」
スキーの時はブーツを履いていて気にならないのですが
キャンプの時は普通のスノーブーツの事が多いです。
ずっと雪の上にいるので、中敷きを増やすなど工夫しておくと良いですね

ついでに雪中キャンプで、よく質問されるのが
スノータイヤ以外にチェーンは必要か?という問い合わせ。
こちらは必要ありません。2WDでもスノータイヤなら大丈夫です。
通常の県道、国道ルートでお越しであればでございます。
陽が高くなってくると、ダウンではちょっと汗かきそう
ちょっと日焼けもしそうな上天気です



2020年10月21日
今日の秋神川【今年の紅葉は】

快晴 気温12℃ 水温10.1(10時)
昨日今日と素晴らしい秋晴れとなっている秋神
10月も下旬、晴れた夜になると、放射冷却現象が滴面に現れ、
未明の最低気温はほぼ零度を記録していました
この時期の朝は気温差が大きいために、屋内の方が冷えていて
外の陽光で温まっている空気を取り入れるのが日課
外にでると、直したばかりの雨樋を伝って
朝露が地面濡らすほど雫が落ちていました。
日差しが一通り回れば、少し冷たい空気と、
標高1,000mに降り注ぐ陽光が合わって
それはもう気分のいい秋の日和となっています
さて、紅葉はというと5℃を下回る日も出てきて
例年通りのいう気がしますが一向に進まない様子
やっとキャンプ場内の楓が色づいてきたところです。
昨年も暖秋という印象でしたので、昨年のブログを見ると・・・
https://kurumionsen.hida-ch.com/c44410.html
んーーーーん・・・同じくらいかな?
少し遅いくらいかもしれませんね
どうやら今月末から11月中旬くらいまで楽しめるかもしれませんね。
本格的に水が冷たくなる前に、
岩魚の採卵の準備も始めないといけない時期になってきました。。


2020年10月12日
今日の秋神川【紅葉これから】

晴れ 気温22℃(11時)
この時期としては、非常に温かい秋神
秋の台風の後は、北の高気圧を巻き込んで秋が深まるのは通例
数日温かい予報なので、紅葉のスイッチはもう少し後のようです。
この調子だと今月末くらいまで紅葉シーズンになるかもしれません。
いち早く落ち葉になったカツラの木
プリンのカラメルのような香りのするこの木は8割ほど落ちて、
今はちょうど辺りに甘い香りを漂よわせています
昨年作ったカラマツのサイトも
1年分の落ち葉が落ちていい雰囲気になりました。
当初は芝生サイトにしようかな、、
とも考えていましたがこの感じもなかなか。。
苦労して開拓した甲斐があったというものです。
今日はキャンプの方も少ないこともあって、とっても静か
こんな天気の日は猿たちも山から降りてきて
どこやらでお腹を日に向けて日向ぼっこしてたりします
川石も苔も芝生も日差しに気持ちよく温まり
静かなキャンプ場から聞こえてくるせせらぎを聴いていると
こうしてブログを書いていても穏やかすぎて眠くなってしまいます
なんとも心地よい昼下上がりです。。



2020年10月05日
今日の秋神川【竿納】

晴れ 気温17℃(11時)
朝晩だいぶ冷えるようになってきた秋神
客間にもストーブを出した方がいいのではと、
そんな会話もスタッフの中で出始めています
「竿納」なんていうと、もっぱら釣っていたようなものですが
今年は災害やコロナなど、なんやかんやで、
心落ち着いて釣行という気持ちにもならず
あっという間に禁漁日を迎えました
私にとって秋神川は
30代自分の今後の人生を考える契機となった大切な場所
こうして川岸に入り
岩魚たちに気配を盗まれぬよう、息をひそめ川面を眺めていると
日々のこととは切り離した、ものや思いを思い出したり
50も過ぎると、無邪気とか夢中というのは少ないのですが
竿を振りながら魚の気配を追って川を歩いている時は
童心に戻り夢中にさせてくれます
早速釣り始めると、あまりやっていないことが滴面に顕れます
バックキャストして後ろの枝に引っ掛けるなんてほとんどしないのですが
全くもって下手くそな自分に苦笑してしまいます
少し調子が出てきた夕方、
小さいけどオレンジ色の腹をした大和系の岩魚を見ることができました
できれば竿納にふさわしい一尾をと、
いい年して暗くなるまで叩いていましたが
腕も上がらず出口がわからなくなると怖いので今年はこれでお終い
でも最後に行けてよかった・・・
気持ちも落ち着きました
やっぱり秋神川はいいなぁ
薄くらいヤブの中を目を凝らして歩いていると
いい感じのヌメリスギタケがニョキニョキ出ていました。
今月から紅葉が終わるまでの一ヶ月
川歩きができなかった分、山歩きで松茸ホンシメジで倍返しだ!!
といきたいものです・・・



2020年09月14日
今日の秋神川【饅頭石】

晴れ 気温21℃(10時)
秋晴れ、秋日和という言葉がふさわしい今朝の秋神
まもなく彼岸の日差しはすっかり低くなって
南向きの写真はファインダーを覗くのが厳しくなってきました
今年は7月豪雨もあって
秋神川本流もかなり増水し大石も随分動きました。
私が秋神川の定点写真を撮るようになって11年ほど
毎日同じように見える冷蔵庫ほどの大石の配置も、
増水ごとに位置を変え、変化をしています
この饅頭のように平たく腰が座っている石は、
私が定点で10年間取り続けていると大石のひとつ。
さすがにこのくらい大きくなると微動だにしないようです
昔と形が変わっているのか見たくなって
ちょっと10年前の写真を探してきました。。
下が10年前の9月の写真
水量が上がればテトラポットも動くことある川の力
10年も経過していて、年に1-2回は増水でごろごろ石も転がるのだから
随分削れているのだろうと思っていましたが
撮っている位置が1メートルほど下がっているので角度は違いますが
案外表面の様子は変わっていないように見えます
窪みの深さもシワの具合も
渇水の今は水面に大きく顔を出していますが
ほとんどが流水に浸っているこの饅頭石
昔は人も少なかったので、
よくこの石に寝そべってぼぉっと空を眺めていました
はて?大昔はもっと尖っていたのかな?
何十年いや何百年の月日が経っているんだろう
10年も毎日のように同じ石を見ていると
ただの石に親しみが出るのも事実
私よりずっとずっと秋神川に永くいること・・・
そんな当たり前のようなことも、不思議に思えるのでした。。



2020年09月09日
今日の秋神川【秋らしく】

晴れ 気温22℃(10時)
9月に入り、ぐっと秋らしくなった秋神
寝ていると朝方掛ふとんにくるまるようになってきました。
今朝はだいぶ涼しく14℃
日中は25℃以上になることもまだ多いので寒く感じてしまいます
私は夏場以外ほとんどの季節をフリースで過ごすのですが(笑)
今朝はもうフリースが欲しくなって着てしまいました。
毎年この時期に通る台風のあと、季節がぐっと進むのですが、
風が秋の風らしくなりました。

岩魚の釣り堀兼生簀を見ると、なにやらプカプカ黒いものが浮いています
木の実かなにかと思っていたら
カブトムシのメスが水面でもがいていました。
急いですくってあげると、薄っすらと赤茶色の産毛に覆われていて、
いかにもここで育ったという風格
さぞかし冷えただろうと、日差しのあたる幹に置いてあげました。
ここ秋神はミヤマクワガタがほとんどで、カブトは少数派。。
それもシーズンが終わった秋口に見かけることが多いです。
そういうものなのでしょうか。

大きくなったブリーベリーの木
私がここに来た12年前から既にありましたがそのころ腰ほどの高さ
いつの間にか、手を伸ばしても届かないほど大きくなりました。
実もいっぱい付いていました。
まだ赤い未熟のものもありますが、萎びた熟しきったものも多くなり
もうすぐ旬は終わりかな。。
紅葉という言葉はまだ早いけど、今年は案外秋は早いのかもしれません。
なんとなく・・・
長梅雨からの7月豪雨・・・からのからっからの8月
どうか秋雨はしとやかであってほしい
自分で書いていて苦笑してしまいますが
これだけ天気にやられてしまうと
秋雨にもそんな思いを抱いてしまいます。。。


2020年07月20日
週末の秋神川【若やぐ川】

晴れ 23℃(10時)
すっかり見ることのなかった青空がうれしい秋神
秋神川も小川も燦燦として、眩しいほどに輝いています
大雨から営業再開し初めての週末
こうして事務所にいても、子どもたちのはしゃぐ声が聴こえてくると
日常が戻ったようで、なんだかホッとします
雨はここ3日間では50ミリほど。
年に1-2度、相当に降った時にだけ滲み出てくる岩清水は
一時飛沫が上がるほど溢れ出ていましたが
今はチョロチョロと流れる程度に落ち着いています。
たっぷり染み込んだ山の深層水が落ち着き、
沢筋や本流の水位が下がってくるにはもうしばらく掛かりそうです。

くるみはお陰様で平常営業に戻っています。
川は表層にあった沈殿物が流されて特段にきれいになりました。
太陽に照らされると、それが良くわかります
泥の少ない御嶽山の溶岩地盤の秋神川においては
何十年も前にタイムスリップしたかのように清廉さが増して見えます
半世紀ぶりの大雨は大変でしたし、その代償も少なからずありました。
しかし、この碧い川のようにお金では得ることのできない恩恵も
あるのが自然なのだと思います。
今週からいよいよ夏の連休が始まります
生まれたばかりのような秋神川を多くの方に見てもらいたいものです
はやく梅雨明けないかなぁ。。。



2020年07月13日
今日の秋神川【くるみは大丈夫】

雨 気温16℃
この度は多数の方々からご心配をいただき有難うございました。
被害はありましたが、幸いみな無事でございます。
先週は通行止めもありましたので、休業しましたが
本館も温泉もキャンプ場も無事ですので、明後日から営業開始予定です。
秋神川もこの通り
まるで廃村に眠る川のように真っ青に生まれ変わりました
残念だけど、生簀の岩魚やアマゴの大半は
土砂で埋まったり越水してどこかへ流れてしまいました。
かわいそうにこんなことなら水門をあけて逃してあげれば良かった。。
みんな大変な中、豪雨の2日後には地元の方々がお掃除に来てくれました。
土砂で埋まってしまった岩魚の生簀をお願いしました。
ありがとう!
雨は本当に線上に局地的に降ったようで、
南から下呂、小坂、鈴蘭高原、西洞川、丹生川の被害が大きいです
秋神川は御嶽山を源流にしていますが、案外増えずに年に一回くらいある
いわゆる良くある増水時の川石が動いた程度でした。

豪雨の後ですから、スカッと晴れた秋神川を見せたかったのですが
本当にずーーーーーーーと雨です
昨日などは、一瞬晴れ間があったのに、それでも日照り雨でした
天気予報を見るのも嫌気が指すほど雨が続いていて
そろそろ青い空の記憶が薄くなってきました。
今度青空を見ることができたらきっと、映画「トータル・リコール」の
ラストシーンのような心境になるでしょう。。笑

私も自分のところの復旧で忙しく、他の状況を詳しく見回っていませんが
鈴蘭高原、西洞の土砂崩れ情報が多いです。
幹線道路はすぐに開通するでしょうが、山菜やキノコ採り、
釣り人の入る支流域はおそらくかなりの通らずがあるのだと思います。
「伊勢湾台風の時のようだ」
「いやぁそれ以上だと」
年配の方は60年前の台風を語っていました。

くるみは県道を挟んだ小さな沢から土砂が出たのですが、
出口の沢谷の形状は変わっておらず、取水用の桶も残っていました。
表現が良くないかもしれませんが、山がゲロを吐いたみたい。。
60年間溜まったいた山の泥を吐いたのかもしれません。



12年間大切に守ってきたくるみのシンボルでもあった小川の梅花藻は
残念ながら、全て50センチほどの土砂の下に埋まってしまいました。
小川が浅くなっているのがわかりますか?
これは大変がっくりな事ですが
私は昔、このような小川の姿を見た記憶があります。
ここに初めてきた20年以上前のこと
カワニナ(ホタルの幼虫が食べる貝)が石ころのように無数にあり、
足で川床をかき回してもまったく濁らない
珠玉を散りばめたような青白い川床の小川
今でもこの小川は梅花藻が生息できるほど、飲料水としても飲めるほどの
きれいな水ですが、それでも最近は山から泥も入るようになり、
水藻の増えてきていました。
山が60年分のゲロはいた
梅花藻を埋めてしまった絶望的なこの川床の中に
私は自然の再生と希望を感じています
この小川の水で、
ホタルが育ち、岩魚が卵を産み育ち
梅花藻が自生し、子供たちが遊び
ずっとくるみを支えて来てくれました
だからその恩恵を鑑みれば、その沢が何十年かに一度
それが、きれいな沢で有り続けるためなら尚更の事
土砂を出したこの沢を恨むこともないです
私はこの小川の下にある梅花藻を掘り起こそうと思っています。
何ヶ月?何年?・・・・時間のことはさておき
あの美しい景色がこの下にあるのだから
それはやっぱり あったほうがいい・・・
宝探しでもするかのように楽しみながら
コツコツ淡々とやっていこうと思います

この景色を楽しみに。。。