2018年10月15日
今日の秋神川【山の音】

くもり 気温13℃ 水温11.7℃(10時)
朝晩はすっかり涼しいというよりは寒く感じる秋神
薄曇りの日が続いているせいか、紅葉はまだこれからという感じ。
キャンプ場の大楓だけが一足はやく枝先を紅くしています。
それでもあと1ヶ月もすれば、紅葉も終わり葉はすべて落ちている頃
一年で一番景色が変わる季節の始まりです
おとといの事
山の奥でキノコを探していると、なにやら気配を感じます
気にしながら軽トラに乗り込むと、イノシシの親子が現れました
大人の猪2頭とウリ坊1頭
大人はお父さんお母さんかな
私を見かけると、
迷惑そうに進行方向を反転して山を駆け上がっていきました・・
山に行くと熊よけに鈴を付けたりしますよね
私は鈴の音で周りの音が聞こえなくなるのが苦手で
代わりに歌を唄ったりヤマビコをして熊よけをしています
自分が音を出さない分、静かな山のいろんな音が聴こえてきます
谷があれば、底の方で沢の水の流れる音
カサリカサリと枯れ葉の落ちる音
カラカラコットン どんぐりの落ちる音
近くでカサカサと根っこの茂みで音がすれば、リスか小鳥
ブンブンと風切の音がすれば、大きい鳥が羽ばたく音
たいがいキジが逃げていく音です
そんな音じゃない音を感じると、ちょっと緊張して耳を済ませます
例えば、小石が転がる音
おや?
そんな音がしたときはまたヤマビコをして居場所を教えます
大きい動物は人間が怖いですから、
気配を感じれば勝手に避けてくれるからです
さっきの小石の音は何だったのでしょう
ちょっと気にしながらキノコを見ていると
また聞き慣れない物音がします
なにかが動く音です
すると、さっきのウリ坊が茂みからドンっ!と現れました。
一瞬ドキッと身を止めて、私と目が合うと
プイッと林道を走り下っていきました
さっきのウリ坊でしょう。
私がいた事で、行きたい場所に遠慮していたようです
悪かったねと思い、私もほっと一息
ふと我に帰れば風も冷たくなってきました、
あまり採れていないので、もうひと探しと思いましたが、
今の日暮れはあっという間ですから深追いは禁物
私もウリ坊の跡を追うように山を下っていきました


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