2016年07月27日
今日の秋神川【ノカンゾウ咲く】

晴れ 気温22℃ 水温15℃(10時)
ノカンゾウ 今年も咲いたか ホニャラララ
もう一声、いい言葉が見つかりません。
この花が咲くと、あぁもうこんな季節か、と情緒を感じてしまいます。
毎日、秋神で自然を眺めていると、
季節の節目を感じるものがいくつかあります。
フキノトウや栗なんかもそうですね。
野萱草(ノカンゾウ)は、雪解け跡の枯れ草色の風景に
色を添えてくれる初緑の草。
アロエを平べったくしたような板状の細長い葉を伸ばしていき、
その背丈と一緒に春が進んでいきます。
葉も大きくなった5月頃には、ほかの草木に紛れて忘れてしまうですが、
やがて梅雨明けの頃、葉の中からスラリとした一本、
彼岸花のような茎を伸ばして美しい橙の花を付けるのです。
僕はこの花の咲き方が好き。
7-80センチ近くの伸びた茎の先から、
手のひらのように枝分かれした花弁は10個ほど。
写真は一番目の花が開いたところで、ノカンゾウのハイライトの始まりです。
花は約一日で枯れてしまい、それを見終えるように次の花弁が開き始めます。
花弁は並んでいても同時に2輪咲くことはなく、
天気が悪いと咲かない時もあって、蕾同士で意思疎通があるようで面白い。
8日前に咲き始めた花は、今朝は4本萎れ垂れて5本目が大きく開いています。
蕾はあと5本、、、あと10日ほどは楽しませてくれそうです。
初春を告げる芽吹きのノカンゾウは、
この花を終えたころ、夏が下り坂に入った事を告げてくれます。


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