2020年04月14日
今日の秋神川【二番目の花】

晴れ 気温4℃ 水温6.7℃(10時)
春の嵐は雨と雪を連れてきました
昨日の雨が春の2番花チオノドクサを開いてくれました
季節や気温が乱れることが多い中で、今年も4月中旬に開花しました
秋神川の上流は御嶽山
麓には白化粧した木々が見えます
くるみにも朝は少し積もるほどではありませんが白けていました
予想通りといえばそのとおり
記録的な少雪の揺り戻しは花冷えの初春が続いています
「残雪」という雰囲気がないこともあり、
いつもの見慣れた景色に比べると辺りは乾いた景色に感じます
ふきのとうはまだ蕾のものも多いですが、日当たりの良いものは
5月のような花を開いているものあります
この分だとツクシも早そう、、、
毎年毎年同じ草木を眺めていると、
当たり前のことにやはり感心してしまいます
2月、雪と影の景色から雪解けの気配とともに
ユスリカのような小さな羽虫が孵化を始め
初緑はふきのとう
初花はキスイセン
初営巣はカワガラス
3月になれば、ノカンゾウが芽吹きはじめ
2番花はチオノドクサ
今はキセキレイが数組、巣を作り卵を生んでいます
今度暖かくなれば、モクレンかコブシが白く開くでしょう
蕾をみるとモクレンに軍配があがりそうです
私が名前をしっている草木動物たちは秋神の自然のほんの一握り
名前をしらないものはたくさんあって、この何倍もの生き物が
いつのように、今年の春のしごとをこなしています
チオノドクサの語源はギリシャ語で雪(chion)の輝き( doxa)
数千年前、まだ名前の無かった頃
薄暗い厳冬を耐えた人々にとって、まさに輝いて見えたのだと思います
雪が少なかったから3輪しか出ないのかな?
それともこれからかな?
今冬のように環境が大きく変わっても、
いつもと同じ時期にさらりと咲くこの花は見事なものです
何があってもいつもと変わらぬように、同じことを繰り返す力強さ
一見簡単なようで、とても難しいことなのかもしれません。


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この記事へのコメント
可愛いですね〜
Posted by 紗恵
at 2020年04月14日 23:45
