イワナの発眼【9年目】
11月に採卵したイワナの卵
一番最初に採卵した卵が約2ヶ月ほど経ちました。
採卵したときには、きれいな山吹色だった卵は
「発眼」と言って、目ができてきました。
命が宿り少し朱色に染まっているのが分かると思います
本当は年末に発眼したのですが、
忙しくてこの時期になってしまった事もあり骨格もかなり出来ています
クルックルックルクル
卵の中で元気に動いています
受精率は8割くらい、、、まぁまぁです
この作業は検卵といって、「発眼」した卵と残念ながら
受精しなかった卵や死卵を一個一個ピンセットで仕分けしていきます。
一番寒い時期のこの検卵はイワナの養殖で一番骨折りな作業です
うちは本業ではないので、せいぜい検卵数は1-2万個
正業の方はこれは数百万個行うわけですからそれは大変です
隙間だらけのイワナ小屋ではストーブ炊いていても
作業は2-3時間が限界
すっかり手がかじかんでしまいました
取り分けた受精卵は最後に業務用イソジンで薬浴すればおしまい
また孵化槽に戻して
2月末前後には受精卵の孵化が始まります