今日の秋神川【おっきいのと小さいの】
晴れ 気温18℃ 水温13.5℃(10時)
梅雨の晴れ間
朝から乾いた風と青空が拡がっています。
梅雨の晴れ間は虫たちにとっても恰好の活動日和。
水たまりや草花の間をシジミ蝶や足長蜂が忙しそうに飛び交っています。
11月に採卵したイワナ達。
採卵から220日、
孵化してから4ヶ月ほどが経ちました。
写真は最も成長の遅いイワナと最も成長が早いイワナさん。
同じ日に生まれて、同じように餌をあげていたお二人ですが、
餌を見つける能力の差なのか、もともと小食派なのか、
たった3ヶ月でこんなに個体差が出てしまいます。
もしこのお二人、一晩を共に過ごしたら、
かなりの確率で朝は1人になってしまいます。
だから、そうならないように、
大きさが揃うまで、小さいのんびり組だけで育ててあげます。
自然の川にいたら、縄張り争いに負けて、環境的には厳しい
下流へ下流へと下っていくしかないのでしょう。
イワナの世界もかなり厳しそうです。
数年前の、とある夏の日。
渇水と日照りで、沢水が少なくなり、生け簀の水温が
20℃近くまで上昇してしまった事がありました。
イワナ達が耐えられる水温は18℃から20℃くらい。
シートで日陰を作ったり、1つの生け簀に集めて流量をあげたり四苦八苦。
しかし、かなりの数のイワナが結局酸欠で死んでしまった事があります。
その時、生け簀の底でじっと耐え忍び生きていたのが、
死んだイワナの3分の2ほどの体格の小さいのんびり組達でした。
大きくて、強いのは魅力的。。。
でも、そうでない方が上手くいく事もあるようです。。。