寿命間際の大アマゴ
ここはくるみ温泉の小川の橋の下
小川で配線作業をしている途中、私が縁からドボンと小川に入ると
魚のチラつく気配がして、つがいのアマゴを見つけました。
今はアマゴの産卵の季節なのです。
普通は人の気配を感じれば、岩陰にスッと隠れてしまうのですが、
このつがいは私が足元にいてじっと留っています。
繭カビに覆われ始めている大アマゴがメス、35センチくらいありそう・・
その左下で、まだ1年魚でしょうか、、、
背中を黒くした小さい雄が並走しています。
もしかしたらここが橋影なので、産卵場所にしたのかもしれません。
産んだ後なのか、生む前なのかわかりませんが、
メスはまだ少しお腹が大きいようにも見えますから。。。
先日の台風の大水で、このアマゴとは別に、
流れに負けてしまったアマゴが何匹も死んでいました。
みんな無事に、命を繋いでいるといいのですが。
しばらく様子を見ていましたが、
生き絶え絶えの大アマゴの方は、既に流れに留まるのも辛そうで、
数分毎に流れの緩い岩陰に休めています
作業を終えた日暮れ時、産卵場所を見にくと既に大アマゴの姿はなく
ポツンと雄だけが産卵場所を守っていました。
キャンプ場の大楓も落葉してきました
アマゴの産卵期が過ぎるとイワナの産卵期もまもなく
そろそろ養殖のイワナ達の採卵準備を始める季節です。