岩魚は本当に歩くのか
昨日のこと。
沢の上流にある湧水池の様子を見に行くと、
草むらからガサガサ音が聴こえます。
小さい音だったので、地鳴きしているメジロか何かだろうと
やり過ごしていると、今度はピシャピシャと水の音。
近寄ってみると、あららびっくり、
岩魚が這うように身体を起こして、身体をくねらせていました。
写真の下流5メートルほどに小さな溜り、
そしてこの10メートルほど上流には湧水している小さな沼地があります。
そこまで登ろうというのでしょうか。。
岩魚は水気があれば、上流の水場まで陸地を歩くという話を
聞いた事はありましたが、、、。
・・・ある晩、
岩魚を捕まえに川に入った男性が、10メートルほどの滝を
高巻きしようと脇の岩場を登っていたら、
岩魚達がその横を列をなして登っていた・・・、
なんて話を聞いたことはありましたが、本当なのかもしれません。
もう来週から11月。
秋神川の流域の沢では、岩魚のペアリングが見られるようになります。
この湧水池でも、そだった稚魚が梅花藻に隠れて
成長する姿を毎年楽しませてくれています。
5分ほど目を離していたら、水のない路をどこに行ったのか、
姿が見えなくなっていました。