今日の秋神川【桐の蕾】
快晴 気温2℃ 水温1℃(10時)
見事な快晴となった秋神
1年で一番寒い時期を迎えようしているこんな日の快晴ならば
未明はマイナス15℃ほど下がってもいいのですが、
今朝はマイナス6℃ なぜか不思議に序の口の寒さなのです
日差しは痛いほど眩しくて、一時間も外にいたら眼はチカチカ
秋神川の新雪の河原を歩いていると、石の隙間の堰には
折り重なるように枯れ葉が詰まっています
秋から冬にかけて川床が琥珀のような、ベッコウ飴のような
色になるのですがそれは枯れ葉色のせいなのかもしれません
一廻りも歩いて土手に戻ると火照るくらい
気温は1℃だというので、眩しいのと暑いのとで
真冬だというのに、木陰を選んで歩きたくなります。
写真はキャンプ場入り口から秋神川下流に300メートルも歩くと見える
高さ10メートルほどの立派な桐の木
青黒いほどの空に、桐の蕾のシルエットが良く映えます
鈴なりに成って点を向いているのは桐の蕾
きれいなビロードのような皮で、
きなこを振りかけたように触るとラクダ色が舞います
寒さにはこの構造がきっといいのでしょう
この形を見ると、いつも神楽鈴を思い浮かべてしまいます・・・
巫女さんが行列の中で、手に持って鳴らしているアレです
桐の木は成長が早い事から、
子沢山の縁起担ぎに嫁入り道具でありましたし
神楽鈴はお祓いや神様を呼び鈴の意味があるとか。。。
こうして、くるみ温泉の入り口の河原にドンと腰を据えているのは
守り神のようにも感じて気に入っています。
くるみに来るにはほとんどの方が通るこの桐の木
見つけてみてはいかがでしょう。。
4月には楚々とした美しい花が開きます
楚々とした美しさ・・・
昔の人がそこまで考えて嫁入り道具にしていたかは、いざ知らず・・・。