低温熟成「熊の涙」蔵入れ
昨日は毎年恒例の地酒「熊の涙」の蔵入れが行われました
今年で11年目。
神事が行われた後は、平瀬酒造社長さんの平瀬さんより、
原酒の出来のお話をいただいて、
早速みなさんで原酒を試飲させていただきました
ひだほまれを50%まで磨いた今年のお味は、
一段と香り高くまろやかな気がします。。。
まぁ何と言っても、零度前後の冷えた空の下で飲む酒は
より甘く感じて美味しいものなのですが・・笑
すでに美味しいこの原酒にアベリアという花酵母をいれて
低温熟成させると、あら不思議!
3月の蔵明けには、淡い褐色の色が付き、華やかな花香りが付いています
私はずっと、この花酵母の力が、
味をまろやかにさせるのだと思っていましたが、
もちろん、酵母の香りの熟成による香りつけの効果もあるそうなのですが、
日本酒本来のまろやかな風合いは、氷点下の温度に秘密があるとのこと。。。
氷点下10℃以上のお酒が氷りそうになる気温を
何度もくりかえす事によって
分子レベルで日本酒の構造がかわるから・・・なんだそうです
ほぉーなるほど~
余談ですが、飛騨で酒が凍るのは六厩(むまい)だけだそうです。
この秋神も飛騨ではもっとも気温が下がる地域ですが、
さすがに日本酒が凍ってしまった事はありませんから、
それを聞いていかに寒いか想像がつきます
試飲の後は、いざ蔵入れ!
限定1,000本の蔵入れは本当に大きな鉄瓶のようなものに
上から入れていくので、なかなか一苦労
ヘイサッ ホイサッ
ヘイサッ ホイサッ
でもこういう単純作業はみんなでやると楽しんですよねー
今年亡くなられた「氷の王様」繁さんも、きっと近くで見ています・・・
30分ほどで蔵入れも終わり、喫茶クリスタルハウスで一服
氷点下からの生還のホットコーヒーは格別!
今年は明日から営業開始だそうです
ここクリスタルハウスに置いてあるものは、
どれも40年50年の歴史を感じさせるレトロな風合い漂うものばかり・・・
繁さんは収集家(収集癖?笑)でもありましたから、
以前はこの喫茶も木の実やアンティーク小物がいっぱい。。
・・・でしたが、ちょっと小奇麗になりました(笑)
(おい、それは捨てたらあかんぞー)
きっと顎髭撫でながら笑顔で言っていそうです
今年は早めに寒くなったので、氷の出来も順調みたいです
ライトアップも年明けから始まります!
お昼、日差しに透けてクリスタルブルーに輝く氷もお勧め
夜のライトアップなら、喫茶クリスタルハウスで
コーヒーでほっこりしながら、窓際からこんな景色も
みることができます。
ワイングラスを借りて撮影すれば
インスタ映え間違いなし・・・ですな
氷点下の森問い合わせ先
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